板橋フルスケルトンリノベーション第4回 プロジェクトAT
板橋区にあるマンションのフルスケルトンリノベーション詳細解説第4回。
この物件は「プロジェクトAT・フルスケルトンリノベ」と題して、今回は内装工事から解説していきます。
2LDKの住宅仕様にフルリノベーションしていきます。
今までの工事については、第1回 板橋区マンションのフルリノベーション詳細解説、第2回 板橋区マンションのフルリノベーション詳細解説、第3回 板橋区マンションのフルリノベーション詳細解説 にて解説しています。
こちらの物件はリノベーション工事にあたり、フルスケルトン解体を実施しました。フルスケルトン解体とは室内の壁や天井、床、古い設備等を全て解体して撤去する工事です。
内装仕上げ工事の詳細
前回は住宅設備工事までご紹介してきました。今回は内装仕上げからご紹介していきます。
内装仕上げ工事は、壁紙貼り、床材貼り、巾木貼りなどがあります。
クロス貼り工事
室内の石膏ボードに天井、壁のクロス(壁紙)貼りを行っていきます。
まだエアコンの配管や照明の電線が出たままですね。
床仕上げ工事
床は、フローリング、フロアタイル、クッションフロアなど、床材にも種類があります。
今回の室内は置床の上に1×6サイズのフローリングで仕上げました。直貼りではないので、クッション材のないフローリング材を使用しております。↓
玄関の土間はタイルで仕上げました。↓
洗面室、トイレ等の水回りはフロアタイル(塩ビタイル)で施工しました。フローリングとの境目にはリフォーム見切り材を使用して仕上げます。↓
クロスと床材を貼り終わったら、壁と床の取り合い部分に幅木(巾木)を施工します。↓
通常居室部分は、木の幅木=木幅木を用いることが多いです。
幅木は、施工上の納まりをよくする役割の他に、壁と床の境を守る役割あります。
掃除機や物をぶつけてしまってもクロスや壁が傷つきにくくなっています。
洗面所やトイレなどの水回りは、ソフト幅木を使用することが多いです。↓
水回りは濡れたり、湿気があったりするため、木幅木ではなく、塩ビのソフト幅木を使います。
住宅設備の取付けの詳細
洗面台、トイレ等の住宅設備器具の取付をこのタイミングで行います。
洗面台、洗濯パンの設置
洗面脱衣所の設備を取付ていきます。
洗面台は、給水・給湯管、排水管、電気線の接続もします。
洗濯パンは、給水管、配水管に接続します。
トイレの設置
この物件は床排水のため、床排水用のトイレを設置しました。↓
ペーパーホルダー、ウォシュレットリモコンなども標準取付位置を考慮して使用しやすい位置に取り付けます。
仕上げ清掃・照明器具
最終の清掃、照明器具の取付け等を行います。
シーリングライトの設置、レースカーテンの取付け↓
完了検査
最後に設備点検を行い、工事の瑕疵が無いかをチェックします。
リノベーション協議会のR1住宅適合規準に基づいて検査をします。重要インフラについて13個の検査項目があります。
下記の写真のように温度を測り、基準の温度までお湯が出ているか確認したり、コンセントの通電や分電盤の電流のチェックをしたりします。
クロスや幅木などが傷ついていないか、きちんと貼られているかもチェックします。
下記の写真は、換気扇が作動して空気を吸い込んでいるかを紙を使って検査している様子です。↓
下記の写真は、洗面台の水道から水やお湯が出ているか、給湯器は正常に作動しているかを確認するために、温度を測っています。↓
完了検査をクリアしたらお客様に引き渡しをして工事は終了です。
以上がプロジェクトN・フルスケルトンリノベーション工事の詳細解説でした。
次回は、工事の仕上がり、Before→Afterをご紹介します。