順番を厳守して
①ざっくりイメージを決める
②リノベ物件を見学する
③ショールームを見学する
この3点です。
大事な事なのでもう一度。
「順番を厳守して」です。
一番目は
ざっくりイメージを決める。
ネットやリフォーム雑誌等で構いませんのでざっくりこんな部屋や間取りがいいというイメージを決めてしまいましょう。
言い換えればビジョンみたいなもので、実際にリノベのプランの検討が本格化した際に色々と迷う事があります。
その際にそもそも何がしたかったんだっけ?と原点に帰れるビジョンが無いと迷走してプランがいつまでも決まらないなんて事にもなります。
二番目は
リノベの物件を見学する
これはある意味、一番大事ですが、一番面倒くさいかもしれません。リノベ物件を見学しに行くメリットはズバリ
「幻想から目覚める」
です。
実際にリノベーションされた物件を見に行く事で良くなる部分と変わらない部分に気づく事ができます。
浴室やキッチン、床は新しくなりますが、間仕切り残しで変えなかった箇所や、専有部ではない窓サッシや玄関ドアの外側は古いままです。
また、ネットや紙面に飾られるリノベーションされた部屋は撮影用に家具や装飾品が飾られています。
実はそれがクセモノで、実際に気に入っていたリノベーションの空間がリノベーション工事や設備によるものではなく家具や装飾品による視覚効果だったりする事もあります。
それであればリノベーション工事にかかる費用は抑えつつ、好きな家具や装飾品にお金を掛ける方がイメージ通りの空間になりやすいのです。
ただし、このリノベ物件を見学する手段が難しい。不動産屋さんに行ってリノベ済みの物件を見に行くとその物件の購入希望者だと思われてしまいます。
そうなるとしつこい営業の相手をしないといけないなんて事にもなります。なので、一番いい方法はある程度取引を決めているリフォーム会社がいたらその会社に見学を依頼する事です。
まともにリノベーション工事をやっている会社であれば常時10件くらいは並行して大きな案件をやっています。
施工中や施工後の物件を見せてもらいましょう。また、リフォーム会社が宅建免許を持っているとなお便利です。
宅建免許を持つ会社であればネットに出ている販売中の物件も売主の不動産会社と調整して現地見学の調整をしてくれる場合があります。
実際に5件くらいリノベ済みの物件を見ればだいたい明確なイメージが出来てきます。そこから最後のステップに進みましょう。
ちなみに、この物件見学で気に入った物件があればその物件を購入するという手もあります。
三番目は
ショールームを見学する。
PanasonicやLIXIL、TOTOのショールームに見学に行きましょう。このショールーム見学は一番最後にするのがポイントです。なぜなら目移りしてしまう最新のキッチンや浴室を先に見てしまうと何がしたかったのかわからなくなるからです。
また、最新のキッチンや浴室は大抵高いです。その前に二番目の「リノベの物件を見学する。」が重要になってきます。実際に良かったと思う現場で使われていたキッチンや浴室はどれくらいのグレードだったかをショールームで確認しましょう。
実際にはそれほど高くない商品を使ってうまく作っているケースもあるのです。もちろん、どうしても浴室だけは最先端のモノがいいとか、料理にこだわるのでキッチンは最新のモノがいいとか目的が決まっているのであればショールームを徹底的に活用してチェックしましょう。
①ざっくりイメージを決める
②リノベ物件を見学する
③ショールームを見学する
ここまで進めておいたら次はイメージをより明確なものにする作業に取り掛かりましょう。