リノベーションの基本

リフォームとリノベーションの違い

根本から作り直す

古くなったキッチンや床を直したり、元からあるのと同じようなモノに交換するのがリフォームです。

不動産投資をやっている方や不動産会社の方はご存知かと思いますが、賃貸物件で退去後に壁紙を張り替えたり破損箇所を治す原状回復工事というのがありますが、それに近い工事です。

対してリノベーションは元々あった住環境をグレードアップさせる付加価値を与えます。

例えばキッチンを対面式やカウンターキッチンに変えたり、間取りも変えたりと全く新しいライフスタイルにもなりうるくらい劇的に変化させます。

「劇的に変化する。」

これがイメージと実感が一番しっくり来るかもしれません。劇的に変化させるには表層的なリフォーム工事だけでは不足します。壁を壊して新しく作り直したり、時には浴室やトイレの配置も変えます。

そのためには表面的に見える古い住宅設備だけではなく、床下の配管や壁裏の木枠まで目に見えない古い部分も新しく交換する必要が出てきます。

特にフルスケルトンといわれるマンションの専有区分(あなたのお部屋)全てを解体する工事においては、マンション室内だけ見たら完全に新築と同じ状態にまで劇的に変化します。

なぜなら新築マンションとやっている工事は同じだからです。考えてみてください、新築の分譲マンションも大きなくくりでいえばコンクリートに覆われた専有区分に最新の設備と最新の工事がされているだけです。

「専有区分内が新築になる。」

あなたが今お住まいのマンションやこれから購入を検討されている中古マンションも同じようにコンクリートで覆われた専有区分があります。そこに新築と同様に最新の設備と最新の工事がされたら…

さらには…

新築の分譲マンションではできない個性的なデザインを取り入れたら…新築でもできないような自分だけの空間ができます。それができるのがリノベーションです。