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第1回団地リノベ詳細解説

団地リノベーション

団地をリノベーション

団地リノベーション詳細解説。今回は「プロジェクトS・団地リノベ」と題して説明してきます。最初に今回の工事の全体的な流れを説明します。

古くて暗いのが弱点でした。

現場は築50年近く経過している築古の団地です。室内の印象は「少し暗いな」という印象でした。窓は増やす事は出来ませんので、建物の構造をうまく生かして明るさを取り入れる事をミッションにしました。

また、カウンターキッチンにする事も必須事項だったのでその点も取り入れます。結果、下の写真のように仕上がりました。開口を大きく開けた連動間仕切りを導入してリビングを広く明るく取りました。

カウンターキッチン+ぶち抜きリビング

解体から進めます

団地の築古の物件のため全てを解体するフルスケルトン工事をしてリノベーションする事にしました。間取りの制約や水回りの位置配置を変更するために全てを解体して工事を進めます。

全てを解体してフルスケルトン

先行配管工事

給排水の位置変更を伴うため、給排水の更新作業と併せて、位置変更工事も進めます。追い炊き配管の配管工事もこのタイミングで実施します。

給排水位置変更

電気配線の先行配線もこのタイミングで行います。分電盤から室内の全ての電気配線の交換を行います。

大工工事

置床工法にて床を上げ、併せて室内の外壁の間柱組みを進め、天井も新たに組みます。ここで間取り変更を伴う大工工事も進めます。

今回は垂木(たるき)という木材での枠工事ではなく、軽鉄という軽量鉄骨を使用した工事で枠を組みました。こちらの工事のメリットは工期が早く、木材の単価が上昇した際に金額を抑えるメリットもあります。

デメリットはあまり対応できる職人さんが多くないという点があります。

木枠工事の後にボード工事を進めて、この段階で部屋の全容が見えてきます。

間取り変更

設備工事

ユニットバス組立、キッチン組立を行います。トイレや洗面台の設置工事は内装工事の仕上げ工事後になります。

住宅設備の取付を行う

内装工事

室内のボードにクロス張り及び、塩ビタイル張り等の内装仕上げ工事を行います。照明取付、トイレ等の住設設備器具の取付もこのタイミングで行います。

仕上げ工事

最終の清掃及び室内の設備取付け工事を行います。最後に設備点検を行い、工事の瑕疵が無いかをチェックします。次回から各工事を詳細に説明していきます。