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追い炊きできるのか問題

カドウリツRENO リノベーション 追い炊き配管

給湯器の場所がキモ

既存のマンションで追い炊き配管が通っていない場合にリノベーション工事をすると追い炊き配管ができるのか否かを知りたいという御相談を受ける事がよくあります。

基本的にはできます。

ただし、条件があります。それは、

給湯器と浴室の間を配管を新たに往復させる必要があるという点です。

既存のマンションの浴室がバランス釜ではなく、給湯器が設置されている場合は既に浴室と給湯器の間には給水管が往復して通っています。

水からお湯を作る作業を給湯器内で行うため給湯器と浴室を往復しないとお湯を作る事ができないからです。

では、どこにその給湯器と浴室を往復する配管が通っているのでしょうか?

答えは「床下」です。

まれに、天井裏であることもありますが、原則として床下を配管が通っています。

そうなると、避けて通れない工事が発生します。少なくとも、給湯器と浴室を往復する配管のルート上にある床を開口する必要があります。

例えば、ベランダに給湯器があって、浴室が玄関側にある場合は時に10m近く床下を配管が往復する必要があります。

この作業が発生するため、一般的にはフルスケルトンの室内全てを解体するリノベーション工事の際に追い炊き配管の追加工事は行われる事が多いです。

ただし、「給湯器の位置」によってはフルスケルトンのリノベーション工事以外の間仕切り残しのリノベーション工事でも追い炊き配管が出来るときがあります。それは

「給湯器が玄関近くや浴室裏のパイプスペース」にある場合です。

浴室給湯器の間の距離が近ければ当然ですが、大工工事が発生するポイントも少なくなります。

給湯器と浴室の距離が近い場合は室内側の工事と無関係に浴室と給湯器を往復させる事ができるため、追い炊き配管はやりやすくなります。

もう一点、忘れてはいけないのが浴室だけではなく「給湯器も交換が必要になる」という点です。

追い炊きはユニットバス交換と追い炊き配管だけでできるようになるわけではなく、追い炊き対応の給湯器が必要になります。

また、最後に「バランス釜」から通常のユニットバスに交換する場合です。

こちらは新規に設置する給湯器の設置場所によって同様に追い炊き配管できるか出来ないか、その他の室内工事に影響するか否かが別れます。例えば、

オールインワンの給湯器というのがあります

このタイプはユニットバスの中に給湯器がありますので追い炊き配管が可能です。

新たにベランダや玄関近くのパイプスペースに給湯器を設置する場合は通常のユニットバスの交換と同様にユニットバスまでのルートで配管をしていく必要があります。